今、岸田政権によってこの国の原発政策は大転換を迎えています。

安倍政権下でも揚げなかった原発新増設を「国の責務」として容認し、更なる運転期間の延長も可能にしようとしています。そして、その政策を進める「GX脱炭素電源法案」が５月３１日に今国会の参議院で可決・成立してしまいました。推進と規制、それぞれが独立してあるべき関係は、推進に規制が寄り添う関係へと変わってきてしまいました。

私達ぐるぅぷ未来は、福島原発事故により１６万人の住民が抱える避難生活の辛苦や、避難過程で多くの命が失われた事実、そして小児甲状腺がんの発症した子供たちとその責任を問う裁判を進める若者たちの苦悩を想うとき、この原発政策が現実に進んでいってしまうことに強い危機感を覚えます。

2014 年大飯原発差し止めの判決を出し、それまでの流れに大きな一石を投じた樋口英明元裁判長。「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富である」と説く元裁判長をお迎えして、私たちが憤りを感じている今の原発政策や、政治や社会に対してどう対処していけばよいのか、直にお話をお伺いしたいと思います。

開催日程：2023年9月9日（土） 13:45～16:30（13:15より受付開始）

会場：鎌倉商工会議所　ホール（鎌倉市御成町17-29）

　　　（　鎌倉駅西口より徒歩5分、鎌倉市役所の向かい側　）

参加費：1200円　　　■オンライン (peatix) で購入 （前日まで購入可能）

　　　　　　　　　　　http://groupmirai-genpatsu.peatix.com

　　　　　　　　　　 ■チケット取扱店で購入：たらば書房（鎌倉駅西口前

※申し込み後のキャンセルはできませんので、予めご了承ください。

※託児あり（別途300円・要予約・当日徴収）

　託児は1歳～未就学児まで、要事前予約（9月7日20時まで、下記上野まで電話予約）

■問合せ：080-1167-6679（上野）　group.mirai88@gmail.com

主催：ぐるぅぷ未来　　　　　

協力：湘南ＹＷＣＡ　　後援：鎌倉市教育委員会

【講演者】

樋口 英明さん（福井地方裁判所 元裁判長）

＝プロフィール＝

1952年生まれ。三重県出身。司法修習第35期。福岡・静岡・名古屋等の地裁・家裁等の判事補・判事を

経て2006年4月より大阪地裁判事、09年4月より名古屋地家裁半田支部長、12年4月より福井地裁判事部

総括判事を歴任。17年8月、名古屋家裁部総括判事で定年退官。

2014年5月21日、関西電力大飯原発3・4号機の運転差止を命じる判決を下した。

さらに、15年4月14日、原発周辺地域の住民ら9人の申立てを認め、関西電力高浜原発3・4号機の

再稼働差止の仮処分を決定した。